2021年9月6日
某日、とあるケアマネジャーさんより連絡が入りました。
当法人のパンフレットを見て電話をくださったそうで、利用者さんのことで緊急の相談があるとのことでした。
その利用者さんは、おひとり暮らしの男性78歳。お姉さんが1人いますが、遠方のため数十年交流がありません。
諸々の疾病があり要介護2ですが、急激に歩行が困難となり、室内では伝い歩き、屋外では車椅子を使い、介護サービスを利用されています。
ここまではよくある状況なのですが、ケアマネジャーさんがお困りだった点は、介護保険や医療保険、生命保険など諸々のお支払いが出来ていないことでした。
金銭の管理などは介護保険外のサービスとなるため、ケアマネジャーさんでは支援ができません。
そこで、当法人に相談があり、ケアマネジャーさん同席の下、利用者さんと面談を行いました。
利用者さんには、介護保険で支援できること・できないことをご説明し、当法人でお手伝いできることをお伝えしました。
利用者さんも、ご自身に身元引受人がいないことで、今後の入院等に不安を感じられていたそうで、
その不安を解消されるために、当法人と身元保証サービスの契約を結びました。
今では、毎月の定期訪問で封書の確認を行ったり、理美容にお連れしたり、銀行等へ一緒に外出するなど、ケアマネジャーさんと連携を取りながら、楽しく支援させていただいております。
ケアマネジャーさんも、「利用者さんからの電話での呼び出しが減り、安心してマネジメントに専念できる」とおっしゃっていました。
ケアマネジャーさんの仕事量が多いことは以前から理解しておりましたが、利用者さんの複雑な状況や環境に悩まれているケアマネジャーさんがこんなにも多いのかと驚きでした。
今後も安心・安全に生活ができるよう、利用者さんはもちろんのこと、関わっている方々の少しでもお力になれればと思っております。
継ぐサポ 相談員:M