現在、我が国は、超高齢社会となっており、認知症問題・介護問題・独居問題・相続問題等、既存の社会インフラでは解決出来ない問題が山積し、それぞれの問題が複雑に絡み合っているのが現状です。このような状況下で高齢者1人ひとりが、最期まで安心して暮らし続けることができる社会を実現するためには、医療、介護をはじめとする社会保障制度や健康増進・予防産業、交通・住居等の更なる充実に加え、成年後見制度の活用・遺言書作成・相続対策等の法的な支援についても、高齢者を支えるご家族や地域社会とも協力しながら包括的に取り組んでいく必要があります。
一般的に高齢者とそのご家族は、このような課題について、支援窓口が複数にわたることや、そもそも何処に何をどのように相談したら良いのか分からず、結果的に問題の解決を先送りにしてしまうという事例が数多く見られます。そのため、行政書士・司法書士・弁護士等の士業及び医療従事者、介護従事者等が連携し、複雑化した問題を一つの窓口で解決できる仕組みを作ることが重要だと考えます。具体的には、各専門家が連携し、高齢者の見守り及び財産管理支援、介護施設への住み替え及び在宅介護支援、遺言書作成などの終活支援等、包括的な支援です。
我々は、こうした超高齢社会による様々な問題を解決できる価値を創造し、地域コミュニティの便益を図り、個人の尊厳の保持、権利の擁護及び福祉の増進に寄与し、地域社会に貢献して参ります。「次世代に明るい未来を継ぐ」をサポートする 『継ぐサポ』を念頭に、高齢者ご本人だけではなく、高齢者を支えるご家族や地域社会から、「今」と「その先の未来」まで感謝されることを理念とし、皆様方に寄り添いながら、いつまでも歩み続け、社会に必要とされる団体であり続けます。