2021年8月6日
私の叔母は御年96歳、まだまだ元気な高齢者です。
昭和の激動を生き抜いた戦争経験者で、93歳の時に長年連れ添った旦那を在宅で看取り、子供もおらず、甥や姪が日々の生活のサポートをしていた中で、95歳の時、転倒による圧迫骨折で入院生活を余儀なくされました。
高齢者が長期入院をすると、体の衰えと認知症状を引き起こしやすくなる傾向があります。
退院後、施設入居を拒む叔母に対して私は、
「家に帰りたければ、一人では生活ができない。ヘルパーさんを拒めば、家には帰れない」
と説得を重ねました。
「家に帰りたい・・ここで死にたくない」
と叔母はその一心でリハビリを重ね、在宅復帰を遂げました。
高齢者と関わる中で、日々の生活を含め、いろいろな選択肢がありますが、
ご本人が「いかに自分らしく生きられるか」「自分はどうしたいのか」を一緒に考え、より良い提案ができるよう努めていきたいと思います。
継ぐサポ