2025年8月4日

日本医療ソーシャルワーカー協会の全国大会に参加しました


6月21日(土)、22日(日)に三重県総合文化センター(津市)にて開催された日本医療ソーシャルワーカー協会の全国大会に参加しました。

この大会は、医療ソーシャルワーカー業界の発展を目的に、全国各地で年1回開催される大規模なイベントです。
基調講演やシンポジウム、分科会などを通じて、有益な情報交換や様々な課題に対する取り組みの発表が行われる、有意義なイベントです。

今回は、厚生労働省の医政局長や衆議院議員の田村先生もご挨拶にお越しにいらっしゃいました。

(参考:https://cs-oto3.com/jaswhs2025/

私たち都民シルバーサポートセンターは、医療と介護の連携強化のため、一般社団法人日本医療介護事業連合会(以下、日本医介連)と密に連携しています。
日本医介連が日本医療ソーシャルワーカー協会の賛助会員であり、当団体の役員が日本医介連の理事を務めているご縁で、今回初めて参加させていただきました。

全国から多くの医療ソーシャルワーカーの方々が参加されており、会場は初日から熱気に満ちていました。
1日目は、朝から夕方まで講演が行われた後、交流会が開催され、2日目も午前中いっぱい各講演が行われました。

今回の大会で特に注目されていたテーマは「身寄りなき問題(おひとりさま問題)」です。
医療業界でもこの問題は深刻で、身寄りのない患者さんの転院や退院調整が困難になったり、医療費の未払いや、医療従事者が本来の業務外の対応(シャドーワーク)に追われるといった問題が顕在化しています。

各講演を通じて感じたのは、現在の公的な社会資源や制度だけでは、この深刻な問題を解決するには限界があるということです。

こうした状況を打破するためには、中立公平な立場で信頼できる民間の社会資源へ適切に繋ぐことができる、私たちのような存在が不可欠だと改めて確信しました。

この実りある2日間を通して、都民シルバーサポートセンターの価値を、医療や介護の現場だけでなく、行政や地域包括支援センターの方々にも広く伝えていくことの重要性を再認識しました。

来年もぜひ参加したいと思います。

継ぐサポ

 

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