2025年6月24日
理事長の信夫です。
私が遺言執行者にご指定されている方の遺言執行手続きにおいて、遺言でご指定いただいた遺贈先への寄付が完了しました。
寄付を受けられた団体とは来月一緒にご報告参りを予定していますが、速やかに遺言執行手続きができたことを前もって故人様にご報告して参りました。
当団体ブログの2025年6月16日にも掲載させていただいた方です。
この方は、遺言、死後事務委任契約の公正証書作成及び高齢者等終身サポート事業者と身元保証契約を終えられた後、納骨場所について悩んでいらっしゃいました。
お一人さまの納骨方法が多様化する現代では、合祀墓、樹木葬、海洋散骨など様々な選択肢があります。この方は、樹木葬をご希望でしたので、3か所ほど候補をご提案させていただきました。
「ここ知ってる、ここ見学に行きたい。」
このお寺は、この方がよく散策されていた場所の近くにあり、お寺の存在はご存知だったものの、そこで樹木葬が行われていることは知らなかったそうです。
見学には、私も同席し、ご住職から説明を聞きました。
私はこれまで、多くの方の遺言作成を支援し、遺言執行者にご指定をしていただいております。残念ながらご逝去された際には、私が喪主を務めることもあります。
そのことをご住職に伝えると、
「生前の支援だけではなく、ご供養までなさるのですか」と、大変驚かれていました。
私は、お一人さまの支援において、生前だけでなくご逝去後のご供養も大事だと考えています。できる限り、家族のようにご供養することが、その方の最期に寄り添った人間としての責任だと考えているからです。
故人様に寄付先からの感謝状を見ていただき、墓石に触れながら声をかけました。
「あなたのご支援で、多くの子供たちの未来が開けると思います。とても感謝されていましたよ。来月また来ますね。」
お顔は見えませんが、なんとなく笑ってくださっているような気がいたしました。
継ぐサポ 信夫