2025年3月10日
私たち都民シルバーサポートセンターでご支援させていただいた方の法要と納骨式に参列してきました。
昨年ご逝去され、12月に「おくりびと」による納棺式と火葬が行われ、1月に四十九日の法要と納骨式が行われました。
この方は生前、身寄りがなく、入院時の身元保証や万一の際の身元引受、死後対応を支援してほしいと、故人さまの職場の上長を通じてご相談がありました。
故人さまは、生涯看護師をされており、相談当時も病と戦いながら医療現場で可能な限り仕事を頑張っていましたが、昨年12月にご逝去されてしまいました。
毅然とした態度で病と闘い、今できる事を全うし、ご自身が亡くなられた後に周りの方に迷惑をかけないよう、遺言や死後事務委任契約を公正証書で作成されました。
その姿に私も多くの事を学ばせていただきました。
とても尊敬していた方でしたので、亡くなられたと知らせを受けた時はとてもショックでしたが、
納棺式や火葬の際に、同僚の看護師さんが何人も参加され、温かく見送られている姿を見て、
私たちと出会い支援できたことでこのようなお見送りが実現でき、本当に良かったと感じました。
火葬後も、四十九日の法要と、故人さまが望まれていた樹木葬への納骨式に参列させていただきました。
法要と納骨式は、谷中になる素敵なお寺で行われました。
このお寺は、故人さまが好きだった桜がお寺入口に大きく咲き誇り、また、長い間一緒に仕事をされていた同僚の皆さまも足を運びやすい場所にあります。
納骨式にも何人もの同僚の方が参加されました。
生前おひとりさまの方でも、私たちとのご縁により、こんなにも温かく見送っていただける事や故人さまの尊厳を守る供養に繋がる事を実感し、改めて価値ある活動をしていると感じました。
これまで社会で頑張って一生懸命この日本を支えてくださった方々が、最後にひとり寂しく亡くなっていく姿を少しでも減らせるよう、私たち都民シルバーサポートセンターの活動をもっともっと広めて参りたいと思います。
故人さまのご冥福を心からお祈りいたします。
継ぐサポ