2025年1月27日
先日、渋谷区内で重層的支援体制整備事業の勉強会に参加してきました。
「重層的支援体制整備事業」とは、社会福祉法の改正により、新たに創設された事業です。
これまでの福祉制度・政策と、人びとの生活そのものや生活を送る中で直面する困難・生きづらさの多様性・複雑性から表れる支援ニーズとの間にギャップが生じてきたことを背景に創設されました。
行政・地域包括支援センター・社会福祉協議会・医療・介護・地域などによる横断的支援により、そのギャップを埋めていく事業です。
今回の研修会では行政・地域包括支援センター・社会福祉協議会・医療関係者・介護関係者の方々が参加し、事業の理解と浸透に向けたディスカッションを行いました。
総勢140名位の参加者の中、私たち都民シルバーサポートセンターの相談員3名も参加させて頂きました。
ディスカッションでは、同じ立場の方が重ならないよう7~8名のチームを編成し、かなり難しい家族背景や資産背景の例をあげ、それに対する支援の考え方を意見交換するというものでした。
私たちもNPOの立場として、これまで対応した制度の隙間にいる支援が難しい方の経験を基に、支援方法について意見を出させて頂きましたところ、チーム皆様の関心が高く、私どものような団体と連携する事が必要だというお声も頂きました。
また、医療や介護の立場から見た支援の意見については、私たちの観点とは違い、とても勉強になるものでした。
今回の勉強会を通じて、当団体と医療や介護の方々が密に連携する事の重要性を改めて感じる事ができ、とても貴重な機会となりました。
今回、機会を下さったケアマネさんに改めてこの場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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