2024年6月27日
韓国の国営放送『韓国教育放送公社』から、空き家問題についての取材を受けました。
韓国もまた少子化による人口減少・高齢化の問題を抱えています。
当番組は、海外の事例を交えて、少子高齢化の現状と対策を紹介しており、空き家数が日本一多い世田谷区で、少子高齢化による空き家問題に取り組む当団体を取材したいと依頼がありました。
私たちはこれまでにも世田谷区との空き家予防に関する協働事業を行うなど様々な実績があります。
何かお役に立てればと、取材をお受けする事になりました。
取材当日は、韓国でも有名な YouTuber の方がインタビュアーとなり、当職員と一緒に私たちの相談室周辺(世田谷区太子堂)を歩き、街中にある空き家について語りながら撮影を行いました。
太子堂という街は、若者に人気で商業施設も数多くありますが、少し脇道に入ると古い家々が残る地域でもあります。
独居高齢者数も多く、空き家も多く残っています。
始めて来日したというインタビュアーの方は、まさか東京に空き家があるとは想像もしていなかったようで、とても驚かれていました。
しかし、インタビューにお答えするうちに、何故空き家になるのかをよく理解され、空き家にならない為にはどうしたらよいかという意識に変化していかれました。
まさに韓国でも同じ現象が起こる可能性があると、危機感を感じられたようです。
取材の最後には、スムーズな資産承継に向けた「遺言作成」、地域社会の中で「身近な相談窓口を設置する」ことが、空き家予防にとても重要であるとお伝えしました。
間違いなく韓国も空き家が増加し、それによる経済への影響が出てくると思います。
今回の取材を通じて少しでも空き家予防に繋がることを期待します。
特番の放送は今年の年末頃と聞いています。
放送がされましたらまた皆様にご報告させて頂きます。
継ぐサポ