2024年6月6日

残されるお母様の気持ち


先日、病院からこんな相談がありました。

「父に先立たれた母」と「未婚の一人息子」が二人で生活をしていたところ、息子の容態が急変し、緊急人院することに。
入院時の検査の結果、重度の疾患で余命が半年くらいとの宣告を医師から受けた。
息子さん名義のご自宅はあるが、預貯金は300万程度で収入は年金のみ。
住宅ローンの残債や医療費・生活費を考えると、貯金を切り崩しての生活が余儀なくされるので、どうにか支援できないかとのことでした。

このような状況下で、もし息子さんが先に亡くなってしまうと、お母様は想像を絶するほどの不安にかられることでしょう。
息子さんが亡くなった際の死後対応、ローンの事、お母様ご自身の生活、お母様が亡くなった際の死後対応など、不安な事だらけです。

しかし、私たち都民シルバーサポートセンターには二人を助ける術があります。
まずはお二人と面談をさせて頂き、お二人が安心して余生を送れるよう具体的な提案をさせて頂きました。
お二人はその提案を本当に喜んでくださり、帰り際に「今日は本当に会えてよかったです。これで安心してこれからを過ごす事ができます」というお言葉を頂きました。

まさに、この言葉が私たちの原動力となっていますので、本当にうれしく思いました。
これから先もお二人が安心して過ごせるよう、しっかりと支援を続けてまいります。

継ぐサポ

 

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