2023年9月21日

日本 エンドオブライフケア学会 第六回学術集会


この度、9/16(土) 9/17(日)の両日にわたり、「日本 エンドオブライフケア学会 第六回学術集会」が、群馬県前橋市にて盛会に執り行われました。

当該学会はエンドオブライフケアに関する学術研究会で、終末期ケアに関わる多くの医療者の方・研究者の方が参加されています。
私たち NPO法人都民シルバーサポートセンターは、当該学術集会で発表の機会を頂き、前橋市民文化会館にて、約10分間の口演発表を行いました。
発表会場のホールは定員約700名の大きなホールでした。
ご参加の先生方の貴重なお時間を頂き、御清聴頂けましたこと、心より感謝申し上げます。

この度の学術集会のテーマは、「ありがとうといえるエンドオブライフケア ~すべて統合したポジティブケア~」と題され、開幕されました。
私たちも「ありがとう」をテーマに日々活動しており、この度の大会テーマは大変に意義深いものでした。

私たちは演題を『制度の狭間で孤立する人たちへの社会的支援 ~人生の最終段階における意思表示の実現の為に・NPOの取組み~』とし、予期せぬ出来事により社会的孤立状態に陥った単身ご高齢者への支援について事例発表を行いました。
会場にいらっしゃる先生方、ご参加の皆様から、口演中も終了後も数々にお声がけ頂き、ご質問やご感想を頂きました。

*ご質問、ご感想の例

・社会的孤立者への支援について、医療の臨床現場では知らなかった情報をたくさん知ることが出来た。
・現在の地域ケアの枠組みでは解決できない問題に取り組むNPOという存在を知ることが出来、有意義だった。テーマも発表内容もとても良かった。
・医療機関を始めとする既存の団体とNPOとのさらなる連携や、制度自体の在り方も含めて、社会的孤立を解決する方法を今後たくさんの専門家で更に考えていく必要があるだろう。

など数々のご意見を頂きました。本当にありがとうございました。

2000年代初頭より厚生労働省が掲げ、2025年度での実現を目指し長年にわたり取り組みが進められている<地域包括ケアシステム>においては、地域全体で 高齢者等社会的困難者が孤立しない仕組みを作ることが求められていますが、実態としては、社会的孤立状態にある高齢者の支援は容易なものではありません。

私たち都民シルバーサポートセンターは、既存の制度では手が届かない 制度の狭間状態にある おひとりさま高齢者の方や、おひとりさま予備軍の方の支援を、積極的に展開しています。

これからもより一層活動を加速し、医療・福祉・地域・行政 各所からの信頼を積み重ね、困難を抱える方にひとりでも多く寄り添い、共に生き、最期まで「ありがとう」と互いに交わしあえるよう、支援を行ってまいります。

継ぐサポ

 

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