2023年1月8日
先日、私たち都民シルバーサポートセンターのホームページに、学生さんからお問合わせがありました。
お問合わせの内容は、卒業論文で空き家の研究をしており、情報収集をしていたら、空き家になる前の予防活動をしている私たちの活動が目に留まり、是非インタビューをお願いしたいというものでした。
空き家になるケースは大きく2つあります。
・高齢者施設への住み替え後にそのまま空家になるもの
・相続の遺産分割協議で揉めて手付かずのまま空き家になるもの
この対策として一般的な方法は売却や運用などですが、ほとんどが空き家となった事後の対策です。
私たちの活動は、空き家になる前に遺言を作成することでスムーズに資産承継し、それが結果的に空き家を防ぐことにつながるというものです。
学生さんはこの点に興味を持って頂いたようでした。
静岡の大学に通っているとのことで、インタビューはリモートで行い、私たちは理事長と専務理事の2名で対応させて頂きました。
インタビュー当日、まずは、私たちの活動が空き家の予防につながるということに気付いてくださったことの驚きと、こうしてお問い合わせ頂いたことに対する感謝の意をお伝えしました。
インタビュー時間は約1時間、あっという間に時間が過ぎました。
私たちの活動のこと、空き家の原因とそれに対する対策など、たくさんお話しさせて頂きました。
空き家の原因は、相続時の争いだけではなく、核家族化や少子化の影響、さらには認知症によるケースなども考えられ、本当に根深い問題です。
そのことを学生さんにお伝えすると、想像していた以上の情報に驚かれた様子でした。
これらの原因を未然に防ぐために、エンディングノートなどにより家族とのコミュニケーションを取り、できる限り早い段階で予防策を講じる事が重要であるという認識を強く持って頂きました。
このインタビューを通じて、一人でも多くの方が将来のリスクに対する予防意識が高まってくれたらいいなと強く感じました。
継ぐサポ