2022年6月13日
最近対応したご相談で遺言の重要性を考えさせられる事がありました。
1つは遺言書の書き換えのご相談
2つ目は遺言書を作っていれば良かったと思ったケース
遺言書の書き換えをご相談された方は、ご主人が数年前にご逝去され、生前にお子様がいない為、親族の勧めもありお互いに遺言書を作成していました。
その方は、「遺言書作っておいて本当に良かったわ。旦那の親族と揉める事もなく、遺言書に沿って進めますって伝えて手続きもスムーズに進んだの。」 と仰っていました。
今回は以前作った遺言書の内容と今の状況が違うので書き換えたいとのことでした。
これから先ご自身が亡くなった後のことを前向きに考えられ、親族に迷惑をかけたくないので自分の事は自分でしておきたいという意思が伝わってきました。
2つ目の遺言書を作っていれば良かったケースも、先程の方と同じお子様がいないご夫婦です。
私どもが最初にお会いした時には、ご主人が体調を崩され意思表示が難しい状況でした。
残される奥様のことを考え、奥様にも親族にも遺言書を作っているのか確認しましたが、 残念ながら遺言を作成されていない様でした。
数ヶ月後ご主人はご逝去され、今ではご主人の最期の想いを知る事は出来ません。
奥様はこれからご主人の親族と遺産をどう分けるのかの話し合い(遺産分割協議)をしなくてはなりません。
遺言書を作っていれば、遺産分割協議も必要なく、ご本人がどうしたかったのかという想いを知る事が出来たのにと思いました。
遺言書があるか、ないかで手続きも異なります。
大きな違いは、ご本人がこうして欲しいという想いを実現できないことです。
皆さんに遺言の重要性を知って頂ければと思います。
特にお子様のいないご夫婦の場合は、お互いに遺言書を作っておくことをお勧めします。
遺言で気になることがありましたら、是非ご相談下さい。相談は無料で行っています。
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