2022年4月25日
私どもNPO法人都民シルバーサポートセンターと連携している企業から
当ブログに寄稿文を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
私たちがどのような企業や士業などの専門家と連携し、
ご相談に対応しているのか少しでも知って頂ければ嬉しいです。
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某日、家財処分と施設入居に伴う引っ越しを合わせてご依頼いただきました。
70代の女性の方で、賃貸住宅にひとり暮らしをされていました。
ご本人は入院されていたので、退院当日、病院から一度ご自宅に寄り、必要なものを持ってそのまま入居先の施設へと向かうという流れでした。
これから入居される施設の部屋の広さは今の住まいより小さく、ご自宅から持っていけるものは限られてしまいます。
このように大きな所から小さな所に住み替える場合、ある程度処分して必要最低限のものを持っていくように、という考えやご提案が一般的だと思います。
私たちも広さに制限があるのである程度持っていくものを限定することを提案しなければなりません。
しかし、ご本人はできるだけ多くのものを持っていきたい。
この真逆の思いの中で、それぞれ思い入れのあるものばかりで、こちらが必要ないと感じるものも、その方には大切な思い出の詰まったものということを考えながら作業する大切さをあらためて感じました。