NPO法人都民シルバーサポートセンター

不動産の共有は良くない?

【ご相談内容】
親から相続した実家とアパートが、兄弟で共有名義になっています、不動産の共有は良くないと聞きました。今のうちにできる良い対策があればアドバイスお願いします。
数年前に相続した実家とアパートが、兄弟3人の共有名義になっています、実家は空き家で誰も住む予定は無く、アパートについては次男が管理して毎月の家賃は3等分で分けています。今ところ問題は出ていませんが、将来兄弟の誰かが亡くなった時や、認知症になってしまった時のことを考えると不安になります。
【回答】
今できる対策としては、贈与や売買などで共有状態を解消してしまうことが考えられます。その場合、贈与であれば贈与税が発生しますし、売買であれば購入する方の資金調達の問題や売却した側の譲渡課税の問題が出てきます。
このようなケースでは、家族信託の仕組みを活用して不動産を信託財産にしておけば、贈与税や譲渡課税、資金調達の問題を気にすることなく、以後の共有者の拡散や成年後見制度の関与を防止することができます。
今回のケースで信託を活用すると、例えばアパートの家賃を受取る権利とアパートを所有管理する権限を受益者と受託者で切り分ける事が出来ます。
家族信託の仕組みは複雑なため、高い専門性が必要となります。専門家を中心とした当団体では、家族信託のご相談にも対応しておりますので、検討されたい方はお気軽にご相談ください。
不動産の共有は良くない?の図表 | NPO法人 都民シルバーサポートセンター
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