NPO法人都民シルバーサポートセンター

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認知症の母と家族の話④

当団体スタッフの家族の話です。

<④母の死から感じること~自分の使命~>

父の死から1年9か月の頃、ホームから母の体調が良くないと連絡がありました。
コロナ禍で面会は一切禁止になっていましたが、面会してほしいと連絡があり、実家に帰りました。
その頃の母は、寝たきり、食事はほとんど口にしない、体重は30㎏を切っていました。

ホームからは、延命を行うかの話があり、私と弟は話し合い、点滴、胃ろう、人口心肺など、全て行わないことにしました。
その頃から、ホームからの連絡が増え、母の死が迫ってきていることを感じました。

それから2ヶ月、母はホームで息を引き取りました。
亡くなる日、私はホームで呼吸が苦しそうな母と面会しました。
看護師の方が、亡くなる前は、心臓の鼓動が早くなるため苦しくなり、心臓が限界になったら鼓動が遅くなり止まると教えてくれました。
死因は、認知症による老衰、穏やかな最期だったと思います。

ホームを出る時、母の写真を渡されました。
ホームでは、イベントごとに写真を残して下さっており、母の写真をアルバムにしてくれました。

写真の中には、餅つきをしていたり、運動会でハチマキをしていたり、ご飯をほお張ったり、楽しそうな母がいました。

私たち家族は、母がホームに入居したことを後悔していません。

ホームに入居するのは、簡単なことではありませんでしたが、周りの方の協力、支援があったからこそ、64歳という若さで入居することができました。

自分の経験から感じたことは、高齢者を支援することは、本人だけでなく、周りも幸せになれるということ。
周りも幸せにするためには、必ずその周りの人の協力・支援が必要であるということ。

私は、両親を60代で亡くしたので、親孝行の時間が短く、後悔することもあります。
自分の親にできなかった分、自分の関わる高齢者の方の支援をすることが自分の使命だと感じています。

両親の思い出を通じ、家族の辛さ、本人の不安、苦しみに寄り添える存在であり続けようと、改めて実感しました。

前回の話「認知症の母と家族の話③」

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