NPO法人都民シルバーサポートセンター

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認知症の母と家族の話③

当団体スタッフの家族の話です。

<③施設入居後の父>

母のホーム入居によって、父は介護疲れから解放され、穏やかな生活を送っておりました。

アクティブでどこにでも顔を出すのが大好きな父。
これから余生を楽しむ、孫の成長が楽しみと意気込んでいましたが、突然喉がつまり、救急車で運ばれました。

母のホーム入居から8ヶ月、父はステージ4の食道がんと診断されました。

診断から1年半、何度も抗がん剤治療を行ないましたが、父は亡くなりました。

父の死を、ホームの方に電話で伝えたところ、介護士の方から、きちんと父と母にお別れをさせてあげましょうと提案してくださいました。

父が亡くなり、病院から自宅に戻ってきたとき、火葬場での最後の別れと、介護士の方に連れられ、母は父に会いに来てくれました。

母は悲しむ様子もなく、不思議そうに父の顔を覗き込んでいました。
ホーム入居から2年2ヶ月、その頃には一人で歩けなくなり、感情を顔に出すこともなくなっていました。

父と母の別れの時、私は母が認知症で良かったかもしれないと思いました。
母の性格上、父の死を受け入れられないと思ったからです。

また、ホームの方には感謝の気持ちでいっぱいでした。
父と母のために、介護士の方が2名体制で2回もお別れの機会をつくっていただき、温かみを感じることができました。

「ホームでは十分なサービスを受けることができているのか…」
母のホーム入居後、常に不安がありましたが、父の死をきっかけに血の通ったサービスを実感しました。

つづく

前回の話「認知症の母と家族の話②」

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