NPO法人都民シルバーサポートセンター

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認知症の母と家族の話①

当団体スタッフの家族の話です。

<①認知症発症から施設入居まで>

私の母は50代でアルツハイマー型認知症になりました。

同じ言葉を繰り返す
さっき言ったことを忘れる

認知症の兆候は見られましたが、仕事、家事を日常的に行っていたため、家族は誰も気にかけていませんでした。

母は認知症だったと家族が痛感したのは、交通事故がきっかけでした。
大事には至りませんでしたが、運転中に対向車にぶつかりました。
事故を起こした母は、放心状態で、財布も免許証も持っておらず、自分がなぜそこにいるのかわからない状態でした。

その後、認知症の診断を受け、仕事を退職
ほとんどの時間を家で過ごすことになりました。
母が58歳のときでした。

車の運転もできなくなり、1日3度の散歩以外は自宅にいることが多くなり、一緒に暮らす父に負担がかかり始めます。

「食事の量を調整できず、食べ過ぎて嘔吐する」
「洗濯用柔軟剤1本丸ごと1回で使い切ってしまう」
「散歩に出ると財布を空っぽにして帰ってくる」
「訪問販売で不要なものを購入してしまう」

日に日に母の認知症は進行し、最終的に徘徊し始め、父はさらに苦しみました。

東京にいる私宛には、父から、
「母がいなくなった。もう見つからないかもしれない。」
というメールが増えました。

徘徊すると、10キロ以上離れた隣町の高速道路を歩いていたり、ファミレスの入口でうろうろしていたり、通報を受け、警察に保護されることがほとんどでした。

父は仕事に集中できなくなり、母に当たり散らすようになりました。
母は次第に口数が減り、父が怒るたび寂しそうにするようになりました。

母の行動により、父はストレス過多となり、病院でうつ病と診断されました。

そんな私たち家族を救ってくれたのが、【特別養護老人ホーム】です。

家族をホームに入れることに対し、家族なのに薄情だと抵抗を感じる方もいると思います。
しかし、実際、認知症の家族がいると、同居している家族の負担は、想像以上です。

家族全員の幸せのため、認知症の家族がホームに入居することは、必要不可欠だと思います。

つづく

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